導入事例:デイトンラミナ社、受注から製品出荷までのリードタイム60%削減を実現

 2022.08.02  シンコム・システムズ・ジャパン

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今回ご紹介するのは、製造業(金属プレス加工ツール)にてCPQを活用した事例になります。

Cincom CPQの導入により大幅なシステムメンテナンスの軽減と注文処理プロセスの効率化を実現しました。

 

導入背景 

米国のデイトンラミナ社(Dayton Lamina)は、欧米における金属塑性加工用プレス金型部品の業界リーダーです。世界中から1日に大量の注文を受け、そのほとんど がETO(エンジニア・トゥ・オーダー)と言われる受注設計生産型です。さらに、デイトンラミナ社の納期は短く、最短で1日の納期で顧客に提供していますが、注文処理システムが老朽化しており課題をかかえていました。そのため老朽化した注文処理システムを置き換えるためにCincomCPQの導入を選択しました。

 

インタビュー Part1

デイトンラミナ社財務担当副社長Randy Wissinger氏にお話を伺いました。

 

―御社では、見積もりから受注までのプロセスで、どのような課題があったのですか?

 

Wissinger氏:

既存の古い注文処理システムは、30年以上前に作られたカスタム仕様のソフトウェアでサポートされていました。製品数の拡大に伴い、システムのメンテナンス、製品の追加、社内のスキルセットの複雑化により、 より標準化されたプラットフォームを探すことになりました。さらに、デイトンラミナはグローバル企業なのですが、各子会社のソフトウェアのレベルは大きく異なっていました。そこで、グローバルで一つの標準を作りたいというのが私たちの願いでした。

―このシステム導入の取り組みの全体的なビジネス目標は何でしたか?

 

Wissinger氏:

1番目はメンテナンスのしやすさ。2番目は、グローバル化です。3番目は、インターネットを通じたお客様との交流です。4番目は、ソフトウェア製品の柔軟性の向上による、社内業務の改善です。

 

―選考の際、Cincom CPQに着目したのはなぜですか?

 

Wissinger氏:

ソフトウェアの選定は、コンフィギュレーターを持つERPシステムを探すことから始まりました。しばらくして、ERPシステムは二の次で、コンフィギュレーターを探すことに焦点を変えました。Cincomは、私たちの条件を満たす数少ない製品の一つであり、私たちが見た中で最も柔軟で直感的な製品でした。グラフィカルなプログラミング手法のおかげで、スタッフはプログラミングの知識がなくても製品を扱うことができた点が大きかったですね。

 

Cincom CPQを使用することで得られたビジネス上のメリットと投資対効果(ROI)についてお聞かせください。

 

Wissinger氏:

最もメリットを感じたのは、コンフィグレーションのコントロールをプログラマーではなく、製品のことを最もよく分かっている専門家に任せることができたということです。私たちは、お客様にとって最も取引がしやすい会社でありたいと 考えています。Cincomは、私たちのグローバルな顧客により良いサービスを提供するのに役立ってくれると思いました。

 

Cincomはどのようにビジネスの効率化に貢献しましたか?

 

Wissinger氏:

お客様の製品への要望が以前よりも効果的に現場に反映させることができるようになりました。また製品を正確にかつ最小限の時間で生産・納品することができるようになったと思います。

 

インタビューPart2

 

次にデイトンラミナ社のプロジェクトチームの方にもお話を伺いました。

 

―デイトンラミナ社がCincomの技術を使って取り組まれていたことについて、教えていただけますか?

 

プロジェクトチーム担当者:

このプロジェクトは、主に2つのフェーズで構成されていました。

第一段階では、何百万通りもの注文品の組み合わせを検証するオーダーエントリーシステム、在庫の使用量を最適化する在庫選択プロセス、在庫のブランクをお客様の注文した部品に変換するために必要な作業を製造プロセスから選択する製造工程アプリケーションを開発しました。

 

第2段階では、第1段階で開発したオーダーエントリーアプリケーションを拡張し、サプライチェーン・パートナーがインターネット経由で直接オーダーを入力できるようにしました。

 

Cincom CPQの印象はいかがでしょうか?

 

プロジェクトチーム担当者:

Cincomのソリューションは、私たちが検討してきた多くの他社ツールの中でも際立っていました。シンコムのソリューションは柔軟性に富んでいるので、幅広い分野の意思決定にナレッジベースの推論を活用することができます。今のところ、これでできないことはまだないですね。合理的で一貫性のあるプロセスや意思決定が定義できれば、Cincom CPQのルールとロジックを適用して、それを実現することができるのです。

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事例まとめ

システム導入目標

  • IT部門だけでなく、製品分野の専門家が保守できるシステムの導入
  • デイトンラミナの製品専門家の知的資本を獲得する(エキスパートの知識のキャプチャ)
  • デイトンラミナをお客様が「最も取引しやすい会社」と感じて頂く会社にする

 

導入前課題

  • 30年以上もの長年にわたり使用されてきた特注のソフトウェアシステムをリプレース
  • デイトンラミナのERPシステムとの統合
  • システムメンテナンスの軽減とオーダーエントリープロセスの効率化

 

導入したソリューション

Cincom CPQ

Guided Selling and Product Configurator Software

 

主な成果

  • プログラミングに要する平均的な作業時間に換算して約50%の時間短縮を実現
  • 30年分の知的資本とシステムデータの取得
  • 受注から製品出荷までのリードタイムを60%削減
  • お客様のニーズに最適化した生産をすることで在庫の削減を実現

 

マスカスタマイゼーション時代を支えるCPQソリューション

 

製造業におけるCincom CPQを使うメリットについて(デイトンラミナ社の事例から)

 

在庫管理、工程管理:

シンコムのソリューションは、無効な注文の頻度の減少、在庫利用の効率化、個々のアイテムの工程における代替、変更、作成を手動で行う時間の短縮を通じて、在庫管理と製造プロセスの最適化に貢献しています。

 

メソッドエンジニアリング:

Cincom CPQは、一般的に特注品と見なされる幅広いアイテムの処理を自動化することができます。このように、より多くの製品を標準化できるようになったことで、従来はメソッドエンジニアによる特別な処理が必要だった製品のリードタイムを短縮することができます。これにより、お客様には製品とサービスに関する最新で一貫した情報をお届けすることが可能です。

 

エンジニアリング :

シンコムのソリューションを利用すれば、注文された部品と在庫の部品を即座に比較することができます。これにより、どの在庫品が完成品に最も近いかを迅速に判断することができ、無駄を省き、この複雑なプロセスを自動化することができます。

 

製造:

シンコムのソリューションが最も大きな影響を及ぼしているのは、製造業だと思います。過去50年間で、80万件以上の受注処理記録を取り扱ってきました。ルールと知識に基づいて製造の意思決定を行うことで、80万件の手作業を自動化し、メンテナンスが劇的に楽になり、より正確で一貫した製造の意思決定ができるようになります。

Cincom ECMカタログ

 


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