Eコマースにおける製品管理

 2017.07.25  シンコム・システムズ・ジャパン

Eコマースにおける製品管理

Eコマースを運営している企業の皆さんは、製品管理を徹底しているでしょうか?製品管理はEコマース運営において重要な業務の一つであり、しかし、軽視されがちな業務でもあります。そもそも、製品管理を正しく理解していない方も少なくないようです。

今回はこの“製品管理”について説明していきたいと思います。また、なぜ製品管理がEコマースにとって重要なのかもわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

そもそも製品管理とは?在庫管理との違い

まずは製品管理の定義について明確にしておきたいと思います。「在庫管理と同じ」と認識している方も多いでしょうが、その認識は大方間違っていません。なぜなら、製品管理とは在庫管理を含む、仕入から出荷に至るまでの製品の流れを管理するためのものだからです。

ただし、まったく同じと考えてしまっては製品管理を正しく行うことはできないので、その違いは明確に理解しておく必要があります。

製品管理を行う目的は

Eコマースを運営するにあたって一番気を配らなければならないのが、在庫数がEコマース上に反映されているかどうかです。特に複数のEコマースを運営し、かつ同じ在庫を扱っている場合は、Eコマース同士が相互連携し、在庫数の反映がしっかりとされていることが大前提です。

例えばサイトAに残り1つだった製品が購入されたとします。この場合、同製品を取り扱っていてかつ在庫を共有しているサイトBとサイトCにも、このデータが共有されなければなりません。でなければサイトBとサイトCには、在庫が無いにも関わらず在庫ありと表示されてしまいます。

「少しのタイムラグくらい仕方ないだろう」そう考えるEコマース運営者もいらっしゃいますが、大問題です。在庫が無いにも関わらず販売している状態では、機会損失を生んでしまうだけでなく、それを購入しようとした顧客からの信頼も失ってしまいます。

BtoCならばそもそも購買者数が多いので大きな問題になることは少ないと思います。しかしBtoBではそうもいきません。一つ一つの製品が高単価な上に、購入する顧客も限られています。そんな中、実在庫数とEコマース上のデータが合わず信頼を失うようなことがあっては、企業にとってかなり大きな損失となってしまいます。

だからこそ、製品管理を徹底して、実在庫とEコマースのデータを常に合わせる必要があるのです。

結局、製品管理とは?

仕入製品の決定、仕入から在庫までの処理、Eコマースへのデータ反映、受注データの応じた製品ピッキング、製品出荷、これらはすべて製品管理の一部だと言えます。仕入から出荷に至るまでの製品の流れを管理し、かつ効率の良いプロセスを模索する。管理するだけでなく“最適化”することこそ、製品管理の本質だと言えるでしょう。

Eコマースの製品管理を徹底することのメリット

Eコマースで徹底した製品管理を行うと、次の5つのようなメリットを得ることができます。

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1.計画的な仕入れで在庫を圧縮する

在庫とは資産です。製品が購入され、在庫が現金化されることで利益を生み出します。つまり、在庫は多ければ多いほど手元に残るお金は少なくなり、在庫が少なければ少ないほど動かせる資金が生まれます。

そのため適正在庫を維持することは“永遠の課題”だと言っていいでしょう。多すぎず少なすぎず、常にちょうどよく在庫を抱えることで、市場のニーズを満たすことができ、かつ機会損失を防止することができます。これはすなわち、企業の収益を向上させることです。

そのためには計画的な仕入れを行い、現在の在庫を極限まで圧縮する必要があります。製品管理は現状在庫と販売データを比較した上で仕入計画を立てていくことで、適切な仕入数とタイミングを知ることができます。

これにより在庫の圧縮を実現し、収益の最大化を図ることが可能なのです。

2.実在庫のリアルタイムな反映で信頼性を維持する

前述の通りEコマース上のデータと、実在庫は常に同じでなければなりません。でなければ、顧客からの信頼性を失う結果になってしまいます。製品管理とはこうした実在庫の反映を目的として行われることも多く、Eコマース上と実在庫を合わせることで重大な問題発生を避けているのです。

具体的には、RFIDなどを活用した製品管理により、リアルタイムでEコマースに実在庫を反映される環境を整えています。

3.受注から製品出荷までのリードタイムを短縮する

Eコマース上に正しい製品情報が管理され、かつ生産システムとの連携が取れている場合は、受注から製品出荷までのリードタイムを大幅に短縮できます。これでサプライチェーンの大部分を効率化できるので、納期短縮につながり、顧客満足度を高めることもできるでしょう。

4.受注データ分析でクロス・アップセルにつなげる

製品受注データを分析すると、何が売れて何が売れないのか、そして製品ごとに最も売れる組み合わせなど様々な情報を得ることができます。この情報を活用してレコメンド機能を備えれば、効率的なクロス・アップセルを行うことができ、顧客単価を高めることもできるでしょう。

CPQ(Configure Price Quote)を導入すれば、こうした環境を手にすることが容易になります。

5.キャッシュフローを改善する

製品管理によってキャッシュフローが改善すれば、新たな投資や事業拡大を行うだけの資金を動かせるようになり、継続的な成長を遂げていけるようになります。

Eコマースの製品管理を効率化するためには

具体的に、Eコマースの製品管理を効率的に行うためにはどうすればいいのか?その大きなヒントは先ほど登場したCPQにあります。

CPQとは「Configure(製品仕様)」「Price(価格設定)」「Quote(見積り)」の、3つの頭文字からなるITソリューションです。簡単に概要を説明すると、Eコマースから生産管理までの業務を効率化し、マス・カスタマイゼーションなど新たな生産方式を実現できる出来るシステムです。

CPQを取り入れ、かつ現在の在庫管理システムや購買管理システムなどと連携することで、製品管理を徹底的に行うための環境が整います。在庫情報や購買情報は該当部門だけの情報ではなくなり、営業や生産など様々な部門において情報共有が可能になります。

そうすることで、組織全体で製品管理に取り組むことができ、Eコマースはもちろん営業や生産においても、様々な効率化効果が表れます。

また、これまで鈍化していた見積業務をスピーディに行えるようになるので、販売機会の増加や収益性のアップといった、利益を生み出すためのメリットがあるのも特徴です。

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まとめ

製品管理を行うことはEコマースの収益性を向上したり、様々な効果を持ちます。そのためには製品管理とは何かを理解し、かつ何を実行すべきかを知らなければなりません。

皆さんにとって現在、製品管理とはどのようなものでしょうか?もしも「在庫管理と同じ」としているのならば、その意味を改めて定義し、製品管理を徹底していくことをおすすめします。そしてCPQは、それを実現するためのITソリューションでもあります。

まずは現在の製品管理状況を洗い出してみましょう。その上で、何が問題でどう解決するのか、この点について十分に検討した上で、製品管理について熟考していただきたいと思います。

マスカスタマイゼーション時代を支えるCPQソリューション

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