リレートーク「支援を支えるICT」第2章

 2016.02.02  シンコム・システムズ・ジャパン

リレートーク「支援を支えるICT」第2章

安齊由紀子氏

三菱電機ライフサービス株式会社,ワークサポート事業本部,ウェルネス事業部,東日本ウェルネスセンター,副センター長,兼企画グループ 主査,兼東京支店,総合営業推進室主査(東京支店駐在)。管理栄養士・糖尿病療養指導士・病態栄養専門師 総合病院に管理栄養士として勤務後、平成13年(2001年)に三菱電機ライフサービス株式会社入社。

2. 伴走者をICTがフォロー

石村弘子

石村: 現場で実際に指導されていると、いろいろお困りごとというかが出てくると思うんですけれど、みなさん指導されている方々の、気持ち的なところをお話いただけますか。
安齊: 栄養指導を行った社員の対象者様の中に、指導内容や今後の取り組みについて質問がない方、熱心に話を聞いているものの改善へつながらない方がいました。そのときに「対象者様に伝えたいことが伝わっていないのではないか」、「私が伝えたことは、対象者様が聞きたいこと、求めていることではなかったのではないか」と疑念を感じました。病院での栄養指導は、病気治療を目的に患者様へこちらから食生活に関する治療方針を提示する指導者という立場であるのに対し、生活習慣病指導や特定保健指導では、対象者様がなりたい自分になるために支援者であることが重要であると考えるようになり、実践するようになりました。

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石村: 指導ではなくて支援だというところ、それがキーワードですね。
安齊: はい。たとえば、特定保健指導対象者となった1年目は6ヶ月間改善に取り組み、翌年の2年目は対象外となったものの、3年目に再度対象者となる方がいます。 このような場合、対象者様と一緒に「どうして再度対象者になってしまったのか」と、その要因を考えることから始めます。そして、その要因が分かったら「対象者になった要因が分かってよかったですね、改善に向けこれからどのようなことを行っていきますか?」と今後の取り組み内容や目指す方向性を明確にし、継続できるように支援をしていきます。  人の習慣は、その方自身の明確な「目標」と目標に向かって実行する「意欲」、実行するための「知識」、実行を支えていく「支援」が揃った時に変わると考えています。

石村: 今の時点で分かってよかったから次に進もうという、前向きな取り組みですね。
安齊: 私たちは指導の際に“ましょうの女”にならないように心がけているんです。対象者様の今後の取り組みに対して管理栄養士が「○○しましょう」、「こうしましょう」と決めてしまうのではなく、対象者様と一緒に「できることは何か」を考え、対象者様自身が望む方向を見出し、そこへ進むための方法を探し、継続して実行できるよう支援をしていくことが私たちの役割だということです。

石村: 「魔性の女」ではなくて「○○しましょう」ということなんですね。本当にみなさんでいろいろ工夫をされているわけですね。

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石村:三菱電機ライフサービスさんでは、シンコム・ヘルスケア・システムを導入していただいていますが、指導を行っていらっしゃるみなさんの反応はいかがでしょうか。
安齊: 指導にシステムはかかせません。といいますのは、当社では管理栄養士一人がおおよそ対象者300人を担当しているからです。  特定保健指導では、対象者様の指導記録や支援等のフォロー実施時期が重要ですが、システムを導入したことで支援時期等のスケジュール管理やメール配信もシステムで行えるようになり、業務の効率化に加え正確な業務が行えるようになっています。そして、効率化できた時間は、専門職としての自己研鑽の時間等に使うことができています。

石村: スケジュール管理がシステムでできれば、どう支援したらいいかというところに関心を向けられるわけですね。

第3章:「コーチングや運動の知識で重症化を防ぐ」へ進む


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